「国内取引所ってどこがいいんだろう」
「初めての仮想通貨、口座開設から失敗したくない」
初めて仮想通貨の取引所を利用する方は、このような疑問や不安があると思います。
こちらの記事では、「コインチェック」と「ビットフライヤー」について徹底的に比較していきます。
どちらも有名な国内取引所ですが、実際何が違うのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
どちらも国内トップクラスのユーザーを誇る取引所で優劣つけがたく、メリット・デメリットが存在します。
取引したい通貨や取引スタイルによって変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。
→コインチェック公式
- 初心者向けの取引所はどっちか
- コインチェックのメリット・デメリット
- ビットフライヤーのメリット・デメリット
- コインチェックとビットフライヤーどっちが自分に向いているか
この記事を書いている私は、実際にどちらの口座も開設しており、現在も利用しています。
初めて利用したときのことや、少し経った現在の考え方などについて実際に利用した経験から解説していきます。
初めての口座開設は勇気がいりますよね。
どちらも利用しているからこそわかるメリット・デメリットについて話していきます♪
初心者向けはコインチェック
まず結論からいうと、初心者にはコインチェックがオススメです。
理由はいくつかありますが、1番大きな理由は「使いやすさ」です。
コインチェックは、アプリの操作性と見やすさが抜群です。
投資を初めてする方だと、全てが慣れない作業のため不安なことも多いかと思います。
実際の画面を見てもらえればわかるかと思いますが、直感的な操作で利用ができる仕様になっています。
また、アプリをダウンロードするだけで仮想通貨のチャートも見ることができるので、スマホ1つで簡単に取引が可能になります。
私も株なども取引したことがない状態で、仮想通貨の取引をするためにコインチェックを利用しました。
見慣れない画面に不安でしたが、実際にアプリを開いてみると調べたりしなくても取引を行うことができました♪
コインチェックって事件があった気がするけど、本当に安全?
もちろんコインチェックの事件が印象に残っている方も多いですよね。
その事件とは、2018年1月に起きた「仮想通貨NEMのハッキング流出事件」です。
約580億円の被害となり日本でも数多く報道されていたので、印象に残っている方も多いかと思います。
しかし現在コインチェックは、「東証一部上場企業のマネックスグループ」傘下となり、アプリダウンロード数国内No.1となるほど信頼を取り戻しています。
事件後は、コールドウォレットや2段階認証を採用し、セキュリティ対策を万全にしています。
また、事件後、国による規制も進められています。
それ以降は特に大きな事件は発生しておらず、現在では多くの人々が利用しています。
そうはいっても、それぞれにメリット・デメリットは存在するので見ていきましょう。
コインチェックのメリット・デメリット
仮想通貨の取扱数が国内No.1で、アプリのダウンロード数も国内No.1のコインチェック。
そのメリット・デメリットについて見ていきます。
コインチェックのメリット
コインチェックのメリットは、大きく分けてこの3つです。
- 初めて仮想通貨の取引をする人にも使いやすい
- 業界最多の取り扱い通貨数
- 積立やレンディングなど幅広い機能に対応している
初めて仮想通貨の取引をする人にも使いやすい
こちらは、先ほど述べた通りです。
圧倒的高水準の操作性と見やすさを誇る取引所です。
投資初心者の方でも売買タイミングがつかみやすいデザインとなっています。
業界最多の取り扱い通貨数
コインチェックの取り扱い通貨数は、業界最多の17種類です。
コインチェックでは、主要となるアルトコインのほとんどを取り扱っています。
「いろいろな種類の取引をしていきたい、とりあえず取引のために口座開設をしたい」という方にとっては非常に便利です。
積立やレンディングなど幅広い機能に対応している
コインチェックには、様々な追加機能があります。
例えば、ユーザーが所有している仮想通貨を貸し出して年利5%を獲得できる「レンディングサービス」があります。
利用者は「14日間・30日間・90日間・180日間・365日間」から貸し出し期間を選択できます。
仮想通貨の長期保有を決めている方は、確実に利息が得られるというメリットがあります。
それ以外にも、電気やガスの支払いをすることもできます。
電気やガス料金の支払いをすることで、ビットコインがもらえたりすることもできます。
乗り換えた方がお得になる方もいると思うので、ぜひチェックしてみてください。
コインチェックのデメリット
コインチェックのメリットを3つあげましたが、もちろんデメリットも存在します。
こちらでは、以下の2つのデメリットについて解説していきます。
- スプレッドが広い
- レバレッジ取引に対応していない
①スプレッドが広い
コインチェックは「販売所」でしか購入できないアルトコインがほとんどなので、基本的には販売所での取引になります。
だからこそ初心者の方でも簡単に取引ができるという反面、手数料である「スプレッド」の幅が広めに設定されています。
スプレッドは取引を行うと毎回かかってくるものなので、短期的に売買を繰り返す方は要注意です。
ちなみに、コインチェックの取引所を利用できるのは、こちらの5つです。
- ビットコイン
- イーサリアム
- サンド
- モナコイン
- パレットトークン
②レバレッジ取引に対応していない
コインチェックは、レバレッジ取引にも対応していません。
なので、「レバレッジを利用して大きく稼いでいきたい方にとっては不向き」と言えます。
レバレッジ取引をメインとして行っていきたい方は、他の取引所をおすすめします。
ビットフライヤーのメリット・デメリット
コインチェックに引けを取らず、安全性の高い取引所として有名なビットフライヤー。
ビットフライヤーは、ビットコイン取引量は国内No.1と言われています。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
そのメリット・デメリットについて見ていきます。
ビットフライヤーのメリット
ビットフライヤーのメリットは、この3つがあります。
- ビットコイン取引量国内No.1
- 最大2倍のレバレッジ取引
- 安心のセキュリティ
*1:Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
1. ビットコイン取引量国内No.1
たくさんの国内取引所があるなかで、ビットフライヤーはビットコインの取引量が多い取引所となっています。
取引量が少ない場合だと、希望の価格で売買できなかったりする可能性が出てくるので、取引所が多いのは安心できます。
ビットフライヤーだと、希望の価格でスムーズに取引することができます♪
2. 最大2倍のレバレッジ取引
レバレッジ取引とは、証拠金として投資した資金に対して倍以上の取引ができる仕組みのこと。
手元の資金がなくてもそれ以上の取引を行うことができるため、個人の投資家さんからは人気を集めている理由の1つです。
3. 安心のセキュリティ
業界最長となる「7年以上ハッキングゼロ」を達成しています。
本人確認では二段階認証を採用し、コールドウォレットの採用などにより顧客資産の保護を徹底的に行なっています。
一度もハッキングされたことがないという実績は、非常に安心できますよね。
ビットフライヤーのデメリット
ビットフライヤーにもデメリットがいくつか存在します。
ここでは大きく2つを説明していきます。
- 銀行の振込手数料が高い
- サーバーが重い場合がある
1. 銀行の振込手数料が高い
コインチェックは銀行の振込手数料は無料なのに対し、ビットフライヤーは銀行の振込手数料は比較的高い設定になっています。
- 住信SBIネット銀行:無料
- 住信SBIネット銀行以外:330円
銀行振込を何回もするという方からすると、結構かかってしまいます。
大きな取引はビットフライヤー、
細かい取引はそれ以外など、用途別に分けるという方法もありですね♪
2. サーバーが重い場合がある
ビットフライヤーはユーザー数が多いため、サーバーが混雑することがあります。
処理が遅いと取引するのに時間がかかったり、注文が通らず取引機会を逃してしまうことにつながってしまいます。
サーバーが重い場合は、時間をあけて試すなどの工夫が必要になってきます。
4つの項目で徹底比較
ここまでで、コインチェックとビットフライヤーのメリットもデメリットも理解できたかと思います。
次は、以下の4つの項目ごとに比較をしていきます。
- 取り扱い通貨数
- 手数料/スプレッド
- 最低注文数
- スマホアプリ
①取り扱い通貨数
コインチェック | ビットフライヤー | |
取り扱い通貨数 | 17種類 | 17種類 |
取り扱い通貨数は同じです。
自分が取り扱いたい通貨があれば大丈夫なので、自分が取引したい通貨があるかどうかを調べましょう。
コインチェック | ビットフライヤー |
ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) リップル(XRP) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) クアンタム(QTUM) ベーシックアテンショントークン(BAT) アイオーエスティー(IOST) エンジンコイン(ENJ) オーエムジー(OMG) パレットトークン(PLT) サンド(SAND) | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) リップル(XRP) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ベーシックアテンショントークン(BAT) ステラルーメン(XLM) テゾス(XTZ) ポルカドット(DOT) チェーンリンク(LINK) シンボル(XYM) ポリゴン(MATIC) メイカー(MKR) |
赤文字の通貨が、それぞれの取引所にしかない仮想通貨になっています。
②手数料/スプレッド
コインチェックもビットフライヤーも、「取引手数料は無料」です。
スプレッドに関してはどちらもかかってくるので、条件は同じです。
コインチェック | ビットフライヤー | |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 | 330円 (住信SBIネット銀行のみ0円) |
出金手数料 | 407円 | 三井住友銀行の場合↓ 3万円未満:220円 3万円以上:440円 それ以外の場合↓ 金額によって550〜770円 |
③最低注文数
最低注文数とは、1回の取引で注文できる最低金額のことです。
コインチェック | ビットフライヤー | |
最小注文数(取引所) | 500円 | 0.001BTC |
最小注文数(販売所) | 500円 | 0.00000001BTC |
最低注文数は少額で取引を行なっていく方にとっては、重要です。
コインチェックは日本円で500円から、ビットフライヤーはビットコインのレートによって変動します。
ビットフライヤー取引所での最低価格は、現在1BTCが約300万円なので「約3,000円」です。(2022年7月20日現在)
販売所での取引ならもっと安いです♪
④スマホアプリ
取引をしていくにあたっては、スマホアプリの使いやすさも非常に重要です。
コインチェック | ビットフライヤー | |
スマホアプリ | シンプルでわかりやすい | 販売所と取引所の比較がしやすい |
アプリに関してはどちらも完全日本語対応していてわかりやすく、正直甲乙つけがたいです。
コインチェックはシンプルでわかりやすいため、初めて取引する方でも安心して利用できます。
ビットフライヤーは、販売所と取引所の比較がしやすい仕様になっているため、本格的な運用を行う方にとってはこちらの方が使いやすいです。
結局どっちがおすすめ?
これまでコインチェックとビットフライヤーについて、詳しく見てきました
正直に言うと、コインチェックがおすすめの人もビットフライヤーがおすすめの人もいます。
どのように取引をしていく予定かによって、どちらがおすすめかは変わってきます。
コインチェックがおすすめな人
このような方は、コインチェックがおすすめです。
- 複数の通貨で幅広く取引をしたい人
- スマホで簡単に取引をしたい人
ビットフライヤーがおすすめな人
ビットフライヤーがおすすめなのは、このような人です。
- アクティブに資産を増やしたい人
- ビットコイン取引を少額から始めたい人
レバレッジ取引はメリットもありますがリスクも大きいので、ご自身でしっかり判断しましょう。
まとめ
この記事では、「コインチェックとビットフライヤーのメリット・デメリット」を徹底的に比較しました。
初心者の方だと、コインチェックのアプリの方が使いやすいです。
しかし、口座開設や口座の維持費用にかかるお金は一切発生しないので、個人的には2社とも口座開設してもいいのではないかと思います。
どちらも利用してみて、自分ややりやすい方を使うようにするといいかもしれません。
コインチェックの口座開設方法はこちら。
bitFlyerの口座開設方法はこちら。